AGA(男性型脱毛症)の治療薬であるプロペシアを使用している場合、「初期脱毛」という副作用が起こる場合があります。これは非常に一般的な副作用で、経験した人も少なくないようです。

初期脱毛とは、プロペシアの服用を開始して数週間ほどで急に抜け毛の量が増える現象を指します。ショックを受けてしまう人もいますが、この初期脱毛が起こるメカニズムを知っておけば、慌てることなく見守ることができるでしょう。ここでは、初期脱毛のメカニズムを解説していきます。

まず、毛髪には「ヘアサイクル」という発毛の周期があることを知っておく必要があります。髪は発毛してから「成長期」に入り、通常は2~3年ほど続きます。次に成長停止が止まって抜ける準備をする「退行期」、そして脱毛して次の発毛の準備をする「休止期」が訪れます。AGAの場合、このヘアサイクルが乱れていることが多く、休止期が長いために髪が生えない状態が続いてしまいます。

ここでプロペシアを服用すると、ヘアサイクルが正常化されます。そして、それまで生えていた髪の毛が抜けやすい状態が一時的に起こるのです。これが初期脱毛です。初期脱毛は「育毛剤が効いてきた」というサインです。引き続きプロペシアを服用することで、初期脱毛は治まりますので、冷静に使用を続けましょう。